S&Mスナイパー休刊す

月刊誌「S&Mスナイパー」は本日発売の2009年1月号で休刊という。
昭和の後期に乱立したSM誌の中では、比較的遅咲きであった分、戦後の大衆誌的泥臭さを排除したスタイリッシュな誌面造りをしていました。
バブル期になって更にファッション化が進み、毒気が抜けました。
昨夜確認したら、稚恵蔵は93年1月号をもって既に「休読」に入っていました。
ミリオンからワイレアになってから、「サブカル」化に拍車が掛ったようです。
であるからこそ、今日まで生存出来たのでしょうが・・・。
多様化するマニアの趣向が複雑化し、メディア進化の激変も厳しかったのは火を見るより明らかです。
SMという「符号」もサディズム&マゾヒズム、マスター&スレイブからミストレス&スレイブとなったのは表紙デザインにも表れました。
フェティッシュなミストレス(女王様)のファッションが表紙を飾り、中身はSM風俗店の広告が満載、
出版界も厳しい時代になりました。
WEBスナイパーを拝見すると、最近では「サイコ&メディカル」のように見受けられるのは社会の闇(病み)のせいでしょうか。
そろそろ、サブカルはお腹いっぱいです。
そして、SM=緊縛と云う稚恵蔵のような輩は、少数民族となった様です。
稚恵蔵レビュー:
多様化した読者はショットガンではスナイプできない、と云うことでしょうか?
お疲れ様でした。