ある男優の死と「ぴあ」休刊

情報誌「ぴあ」が本日発売の最終号をもって休刊となりました。
インターネットが無い時代のアイテムとして、稚恵蔵は計り知れないお世話になった雑誌の一つです。
十年前位から買わなくなってしまったのは、やはりネット利用の為ですね。
最近では「ぴあ」と云えばチケットを連想します。
逆にいうと、まだ今日まで発刊されていたという事実が驚異でした。
70年代、ピンク映画の上映館を検索する情報誌として大いに活用させていただきました。
小さなコラムを読み、電車を乗り継ぎながら遠方の名画座まで繰り出しいました。
ああ、青春!
また、先日亡くなった個性派男優のファンだったので、彼が出演していた独立プロ系の単館上映作品など追いかけていたこともありました。
欄外に記された「はみだしYouとPia」は素人が書いたとは思えぬほど名文に溢れていて、読むのが愉しみでした。
今のTwitterの原点ですね。
映画、演劇、演奏会などエンタメ情報メインから、グルメ、旅行などアメニティ情報等で「着膨れ」したころから買わなくなってしまいました。
単に稚恵蔵の加齢のせいだけではないと信じたいものです。
一つの時代が終わったというのではなく、役目をまっとうし引き継がれる「卒業」である、と思います。
オツカレサマデシタ。