お盆企画で、BON企画(2)

盆休み、そろそろ終了です。
全国規模での記録的な暑さとゲリラ豪雨など、空模様も変態化してる昨今ですね。
帰省された方はUターンしてココをご覧いただいているかも知れません。
お疲れ様です。
さて恒例「お盆企画で、BON企画」ですが、今回は「BOKA」についてであります。
ご存知の方は少ないかも知れませんが、BOKAシリーズというのがありまして、そのマニアックさに感服いたします。
BOKAとは殴る音「ボカッ」からきた命名です。
「女上位をブッ飛ばせ」というタイトルが付きまして、モデルの頭部を殴るシーンばかりを集めたオムニバスビデオです。
誘拐・拉致する場合、古い時代劇などで拳を鳩尾(みぞおち)に当て、相手を気絶させるというセオリーがありました。
海外ではKnocked Out Tied UpというDIDの定石があり、クロロホルム等の薬品使用が一般です。
しかし、BON企画では女性の頭を執拗にブッ叩いてるのです。
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BONの作品での殴り道具は空箱や発砲スチロールにビニールテープを巻いたモノ。
SEもありませんからボカッではなく、ポコッとかパコンって感じです。
そこで気絶する女優さんの演技の見せどころになります。
BOKAシリーズでは倒れ込む演技のリテイクが何度も収録されています。
倒れる習慣、スカート裾の捲れかた、曲がった膝の角度、股の開き方のこだわりが良く分かります。
桂木順氏の強い思い入れが伝わってきます。
BON企画作品では何故、殴打なのか?はBOKAシリーズの初頭に『すくなからづ御婦人方が強くなった、男性として無償に腹の立つ事が多い、そんな時にこの作品を見て少しでもスカッと解消してもらえたら幸福である、こんな事が実際にある訳もないがもし出来たら最高の世界だ』(原文のまま)とあります。
このコピー文を拝見する限り、BON企画作品は唯のSMではない「フェティッシュ」のこだわりが汲み取れるのではないでしょうか。
今は亡き、BON企画を忍びました。
あの頃は、日暮里駅は我々のような人種にとって聖地のひとつでございましたが、今でもやってるんでしょうか。