ラスト・セーラー・サマー04
2008-07-25 Fri 15:52:25
セーラー服と椋 陽児
セーラー服緊縛というと昭和の臭いと郷愁を誘います。
ルーズソックス以前の女子高生には犯しがたいエロスがありました。
「品格」というアイデンティティが濃紺の衣装に包まれていました。
夏、白い半袖のセーラーもまた「清純」というブランドを包むオブラートのようでした。

ともすると泥臭く、日常的な情景に浮かび上がる半裸で雁字搦めに縛られた、極く普通な少女。
縄目の1本1本が鉛筆のタッチで書き込まれている。
「品格」と「清純」を破壊しているのでは無い。
際立たせているのだ。

椋陽児の描く、少女たちは何処かで出会ったコトがあるような不思議な懐かしさがあるのです。
そこに動画や写真には無いリアリティが溢れています。
写真を資料に描かれている作品でさえ、資料を超えて迫ってくるのです。
写真では撮れない、「生地」や「肉」がしっかりと描写されているからではないでしょうか。

椋陽児が「落合竜二」の名で発行された緊縛写真集がありますが、
写真は余り上手でなかったようです。

セーラー服と椋 陽児
セーラー服緊縛というと昭和の臭いと郷愁を誘います。
ルーズソックス以前の女子高生には犯しがたいエロスがありました。
「品格」というアイデンティティが濃紺の衣装に包まれていました。
夏、白い半袖のセーラーもまた「清純」というブランドを包むオブラートのようでした。

ともすると泥臭く、日常的な情景に浮かび上がる半裸で雁字搦めに縛られた、極く普通な少女。
縄目の1本1本が鉛筆のタッチで書き込まれている。
「品格」と「清純」を破壊しているのでは無い。
際立たせているのだ。

椋陽児の描く、少女たちは何処かで出会ったコトがあるような不思議な懐かしさがあるのです。
そこに動画や写真には無いリアリティが溢れています。
写真を資料に描かれている作品でさえ、資料を超えて迫ってくるのです。
写真では撮れない、「生地」や「肉」がしっかりと描写されているからではないでしょうか。

椋陽児が「落合竜二」の名で発行された緊縛写真集がありますが、
写真は余り上手でなかったようです。